秋田県男鹿市で酒醸造所を営む稲とアガベ(岡住修兵社長)が今年創業5周年を迎える。「酒は地域の名刺代わりになり人を呼べる」と、酒造りに奮闘する岡住社長(37)は、まちづくりにも注力してきた。宿泊や飲食といった分野にも積極的に参入。関連施設をJR男鹿駅周辺に開業させた。「創業から駆け抜けてきた。今後も住みよい街、にぎわいがある街を目指す。その様を見ていてほしい」と語った。
2021年11月、新政酒造(秋田市)で修業した岡住社長(37)が旧JR男鹿駅舎を活用して開業。どぶろくのほか、日本酒の製造技術をベースにさまざまな副原料を加えた「クラフトサケ」を造ってきた。
醸造所候補地を検討していた際、男鹿市役所担当者の熱心な対応もあり、同市を選択。酒造りを軸としたまちづくりにも没頭すると決めた。
空き施設を活用し、地域になかった業態の事業を次々に展開。グループ会社も立ち上げながら、ラーメン店、宿泊施設、蒸留所など10近くの新事業を創出した。
男鹿を未来に残したい―との思いを胸に、突き進んできた岡住社長。「口で言うだけでなく、自分たちは動いてきた。男鹿の人はみんな温かかったし、応援してくれる人が増えた気がする。『稲とアガベには好き勝手にまちづくりを進めてもらいたい』と声を掛けてもらったこともある」と振り返った。
今年4月には、食とクラフトサケがその場で楽しめるショップと、東京の「CRAZY PIZZA(クレイジーピザ)」とコラボしたピザ屋を開業させる。
酒造りは、供給を増やす計画。ホップを加えた華やかなクラフトサケ「花風」を中心に需要が伸びており、醸造機能を倍以上にする。2月から、既存の1500リットルタンク5基に、3千リットルタンク3基を加える。
「現在は全国の酒販店向けに加え、輸出用も製造しているが、需要に追い付かず半年ほど待たせてしまうこともあった。クラフトサケの市場も形成されてきたと感じている。このジャンルを文化にできるかどうかも大事になる」と岡住社長。
今後については「地域の人や金融機関のおかげでここまでこれた。感謝の気持ちを持ってさらに走り抜けたい」と前を向く。
同社は市内での日本酒製造免許の規制緩和を目指し、市と共同で内閣府に特区案を申請している。
国内向けの日本酒製造免許の新規発行は原則として認められていないためで、岡住社長は「新規の酒蔵が参入できる地域を目指したい。認められれば、酒の街としてさらにぎわいが生まれる」と、規制緩和実現に期待を込めた。
2021年11月、新政酒造(秋田市)で修業した岡住社長(37)が旧JR男鹿駅舎を活用して開業。どぶろくのほか、日本酒の製造技術をベースにさまざまな副原料を加えた「クラフトサケ」を造ってきた。
醸造所候補地を検討していた際、男鹿市役所担当者の熱心な対応もあり、同市を選択。酒造りを軸としたまちづくりにも没頭すると決めた。
空き施設を活用し、地域になかった業態の事業を次々に展開。グループ会社も立ち上げながら、ラーメン店、宿泊施設、蒸留所など10近くの新事業を創出した。
男鹿を未来に残したい―との思いを胸に、突き進んできた岡住社長。「口で言うだけでなく、自分たちは動いてきた。男鹿の人はみんな温かかったし、応援してくれる人が増えた気がする。『稲とアガベには好き勝手にまちづくりを進めてもらいたい』と声を掛けてもらったこともある」と振り返った。
今年4月には、食とクラフトサケがその場で楽しめるショップと、東京の「CRAZY PIZZA(クレイジーピザ)」とコラボしたピザ屋を開業させる。
酒造りは、供給を増やす計画。ホップを加えた華やかなクラフトサケ「花風」を中心に需要が伸びており、醸造機能を倍以上にする。2月から、既存の1500リットルタンク5基に、3千リットルタンク3基を加える。
「現在は全国の酒販店向けに加え、輸出用も製造しているが、需要に追い付かず半年ほど待たせてしまうこともあった。クラフトサケの市場も形成されてきたと感じている。このジャンルを文化にできるかどうかも大事になる」と岡住社長。
今後については「地域の人や金融機関のおかげでここまでこれた。感謝の気持ちを持ってさらに走り抜けたい」と前を向く。
同社は市内での日本酒製造免許の規制緩和を目指し、市と共同で内閣府に特区案を申請している。
国内向けの日本酒製造免許の新規発行は原則として認められていないためで、岡住社長は「新規の酒蔵が参入できる地域を目指したい。認められれば、酒の街としてさらにぎわいが生まれる」と、規制緩和実現に期待を込めた。