「余白」のおもしろさ訴える/弘前れんが倉庫美術館「杉戸洋展:えりとへり」

「杉戸洋展:えりとへり」に展示されている杉戸さん(手前)と服部さん(奥)による、制作現場を再現した「えりとへりのテーブル」

 青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館の開館5周年を記念した「杉戸洋展:えりとへり/flyleaf and liner」が5日、同館で始まった。画家・杉戸洋さんらが制作した作品85点が並び、鑑賞者に服の襟や裏地、「へり」のような物の余白や裏側の面白さを考えさせる。来年5月17日まで。

 会場は大きく二つの空間から成り、一つ目の空間では、家屋に似た巨大な構造物が来館者を出迎える。構造物の外壁は、本来内側にあるべき木材がむき出しで、内部は外壁のようにさまざまな模様で装飾されている。内と外の逆転が壁の「裏側」への興味をかき立てる。

 二つ目の空間では、三角形と四角形をモチーフにした作品が並ぶ。杉戸洋展のコラボレーターであるグラフィックデザイナー・服部一成さんがデザインした壁紙と、杉戸さんの絵画を交互に展示。2人が実際に制作活動を行った現場が「えりとへりのテーブル」として展示物にもなっている。

 杉戸さんは取材に対し、「制作のプロセスも楽しんでもらえる展示構成となっている。絵の外側や空間全体で何かを感じ取ってほしい」と話した。同時開催するコレクション展では、同市出身の美術家・奈良美智さんと杉戸さんの共作も展示している。

杉戸さんの絵画作品と服部さんがデザインした壁紙が交互に並ぶ、「杉戸洋展:えりとへり」の展示空間

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