津軽飯詰駅にピザ窯完成 15日、提供開始

完成したピザ窯の前で笑顔を見せる「飯詰を元気にする会」の岡田会長(左)ら

 青森県五所川原市の住民グループ「飯詰を元気にする会」(岡田千秋会長)が、同市の津軽鉄道・津軽飯詰駅にピザ窯を完成させた。同駅で毎月開催しているイベント時などに窯焼きピザを販売する予定で、15日が提供のスタートとなる。

 同会は毎月第3日曜日に同駅内にある「駅博物館」と「汽車旅文庫」を開館。開館時には「あおもり食命人」でホテルサンルート青森・フードコーディネーターの木村圭司郎さん(68)によるランチを提供し、人気となっている。

 メニューの一つとして手作りのピザを以前提供したところ好評だったことから、同会は駅の入り口前にピザ窯を造ることを計画。津鉄の了解を得た上で、市内の津軽金山焼から材料を買い、製作を進めてきた。窯を覆う小屋は地元の建設会社「坂本光組」が無償で建ててくれたという。

 今月3日には木村さんが参加する形で調理のテストを行った。燃料はまき。ミックスピザのほか、リンゴやバナナを載せたピザなどが次々に焼き上がり、試食した同会のメンバーは「おいしい」と声を上げた。

 岡田会長も「思った通りおいしい。念願のピザ窯だったので完成してほっとしている。今後は(博物館)公開日のほか、月にもう1日ぐらい提供する日をつくりたい」と笑顔を見せ、木村さんは「無人駅にピザ窯があるなんて考えられない。この駅はロケーションが最高だし、駅ピザやカフェがあれば面白い。飯詰の特産物を入れたピザも作っていく」と語った。

 提供初日となる15日は土曜日だが、津鉄開業95周年記念のイベントとして午前10時~午後2時に駅博物館と汽車旅文庫を開館。併せて窯焼きピザ(1枚千円・箱入り)を販売する。博物館などは16日も開館する。

 問い合わせは岡田会長(電話080-1833-9316)へ。

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