青森県弘前市の高岡の森弘前藩歴史館は企画展「津軽信政展」を開催している。江戸時代中期に法令整備や新田開発、産業振興などに力を注ぎ、名君と称される弘前藩4代藩主信政(1646~1710年)の足跡や信政を祭神として創建した高照神社について紹介。功績などが分かる古文書や信政が着用した甲冑(かっちゅう)など42点が並ぶ。12月5日まで。
見どころは4年ぶりに展示される県重宝の甲冑「津軽信政着用具足」。確認されている同藩歴代藩主の甲冑の中で現存最古で、信政の死後、5代信寿が同神社に奉納した。重要文化財「太刀 銘 真守」や刀身に付属する鞘「糸巻太刀拵(いとまきだちごしらえ)」も展示。鞘の金具には津軽家の家紋の杏葉牡丹紋(ぎょうようぼたんもん)があしらわれている。
同神社が信政の埋葬地に選ばれたのは生前の遺言に従ったためだと紹介。葬送行列を描いた「信政公葬送図絵巻」も展示している。
総括主査兼学芸員の澁谷悠子さんは(43)は「信政ゆかりの品々をまとめて見られる機会はなかなかないので、ぜひ足を運んで」と話した。
見どころは4年ぶりに展示される県重宝の甲冑「津軽信政着用具足」。確認されている同藩歴代藩主の甲冑の中で現存最古で、信政の死後、5代信寿が同神社に奉納した。重要文化財「太刀 銘 真守」や刀身に付属する鞘「糸巻太刀拵(いとまきだちごしらえ)」も展示。鞘の金具には津軽家の家紋の杏葉牡丹紋(ぎょうようぼたんもん)があしらわれている。
同神社が信政の埋葬地に選ばれたのは生前の遺言に従ったためだと紹介。葬送行列を描いた「信政公葬送図絵巻」も展示している。
総括主査兼学芸員の澁谷悠子さんは(43)は「信政ゆかりの品々をまとめて見られる機会はなかなかないので、ぜひ足を運んで」と話した。