「津軽岩木スカイライン」開通60周年/弘前

まもなく開通60周年を迎える津軽岩木スカイライン=21日午前(本社ドローンから撮影)

 岩木山(標高1624メートル)8合目まで自動車で登れる青森県初の有料自動車道「津軽岩木スカイライン」(弘前市)が25日、1965(昭和40)年の開通から60周年を迎える。

 岩木登山を気軽にできるよう、弘南バス(同市)が整備した同スカイラインは同市常盤野地区から8合目までの全長9.8キロ。一つの尾根沿いに69のカーブが連なるのが特徴で、99年からは子会社の岩木スカイライン(原田篤久社長)が運営している。

 開通翌年には9合目までのリフトも整備、一時は秋のお山参詣だけで数万人が利用した。近年は催しの舞台ともなり、90年から2006年まで5合目の特設ステージを会場に「巨木の森コンサート」「同音楽祭」が開かれたほか、01年からは自転車の大会「チャレンジヒルクライム岩木山」、12年からはウオーキングの催し「津軽岩木スカイラインを歩いてみよう会」が始まり、現在も県内外から多くの参加者を集める。

 原田社長は「県内一高い山にアクセスできる価値はこれからも変わらない。地元温泉地とも連携して岩木山観光を盛り上げ、地域貢献につなげたい」と語る。

 同スカイラインは25日、バス・タクシー以外の一般車両は通行料金を無料とし、リフト利用者には飲料をプレゼント。山頂では岩木山神社が記念限定御朱印を販売する。

スカイライン5合目の野外ステージで行われた「巨木の森音楽祭」=2003年6月

「チャレンジヒルクライム岩木山」で一斉にスタートする参加者=2023年6月

津軽岩木スカイライン開通時の一番バス=1965年8月

つづら折りのスカイラインを走る今年の一番バス(手前)=5月1日(本社ドローンから撮影)

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