
大槌町吉里吉里地区の住民は14日、地元で「夢花火」を打ち上げる。2014年に秋田県大仙市・平和中の生徒が東日本大震災の復興支援のため始めた花火大会で、節目の10回目を迎える。19年は新型コロナウイルス禍で中止となったが、苦境にある同市の花火業者を応援しようと住民らの寄付で復活。支援をきっかけに始まった「助け合いの輪」が今年も吉里吉里の海を彩る。
「苦しい時に支えてもらった。秋田の方々に恩返しがしたかった」。町公民館吉里吉里分館の芳賀博典分館長(73)は節目の開催を前に、平和中との交流や花火大会の歩みを振り返る。
14日は午後7時から計600発を打ち上げ、荒天時は15日か16日に延期する。実行委の芳賀光委員長(50)は「希望や哀悼などいろいろな感情がこもった特別な花火」と力を込め、「震災がつないだ縁を大切にしていきたい」と思いを強くする。
「苦しい時に支えてもらった。秋田の方々に恩返しがしたかった」。町公民館吉里吉里分館の芳賀博典分館長(73)は節目の開催を前に、平和中との交流や花火大会の歩みを振り返る。
14日は午後7時から計600発を打ち上げ、荒天時は15日か16日に延期する。実行委の芳賀光委員長(50)は「希望や哀悼などいろいろな感情がこもった特別な花火」と力を込め、「震災がつないだ縁を大切にしていきたい」と思いを強くする。