16～28日に陸奥湾で行われる海上自衛隊の機雷戦訓練・掃海特別訓練に参加する海上自衛隊、米海軍の千人超を歓待しようと、むつ商工会議所が中心となって初の地域交流イベント「大湊夜市」を開く。訓練の拠点となる海自大湊基地（青森県むつ市）と市中心部を結ぶ無料バスも運行する。

　大湊夜市は14日と28日の午後5～8時に大湊浜町の近川稲荷神社で開く。大湊ネブタを展示するほか、餅まきをし、日本酒を振る舞う。小学生以下には自衛隊グルメ「大湊Sora空（から）っ！」「大湊海軍コロッケ」と、自衛隊グッズを100人にプレゼントする。

　無料バスは14、15、19、27、28日の5日間運行。路線バスを補う形で、往路1便、復路2便走らせる。これまでの訓練に参加した隊員から「営業している飲食店を知りたい」との声が寄せられたことを受け、市内72の飲食店の営業情報をまとめた「ウエルカムマップ」も作成。海自隊員らに向けウェブで公開する。

　同商議所企画・振興課の小林晋さんは「隊員・軍人の皆さんに、むつ市民の人柄に触れてもらい、地域と海自との関係がより一層深まることを期待している」と話した。海自の陸奥湾での機雷戦訓練は1964年に始まり、今年で43回目。