青森県五所川原市在住の画家櫻庭利弘さん(89)が津軽鉄道の各駅を描いた水彩画12点が、1日から同市金木町の「赤い屋根の喫茶店『駅舎』」に飾られている。6月に東奥日報で連載した作品の原画で、櫻庭さんは「絵を見た人が、もう一度津鉄に乗ってみたい-という気持ちになってくれたら」と思いを語る。
櫻庭さんは、同市の市民団体「公開講座 奥津軽」の角田周代表の求めに応じて制作。4月上旬以降、全12駅に足を運んで写生し、5月にかけて作品を描いた。翌6月に「津鉄駅十二景」のタイトルで東奥日報に連載。若き日から同鉄道を使い続けてきた櫻庭さんは、色彩豊かな絵とともに、それぞれの駅についての思い出を文章でつづった。
「描くのは楽しかった。(連載も)反響があって、電話や手紙など、いろいろもらった」と笑顔の櫻庭さん。喫茶店「駅舎」は、かつて津鉄・芦野公園駅の駅舎だった建物だけに、12枚の絵は店内のレトロな雰囲気によくマッチしている。
全駅を描く企画は、角田代表の「利用者減少で厳しい状況にある津鉄を応援したい」との思いから始まった。角田代表は「櫻庭先生の絵と文を見て、昔の記憶がよみがえった-といった感想をよく聞いた。一駅分だけでもいいので乗ってほしいと思う」と語る。
「駅舎」での展示は今月30日まで。8月1日からは中泊町博物館で飾られる予定(同30日まで)となっている。
「列車に乗っている時間はいいもの。本を読めるし、思索もできる。ぜひ津鉄に乗って絵を見に来てほしい」と櫻庭さん。角田代表は「列車の中で子どもや孫に思い出を語るのもいい。そんなふうにして(展示会場に)来てくれたら」と話している。
櫻庭さんは、同市の市民団体「公開講座 奥津軽」の角田周代表の求めに応じて制作。4月上旬以降、全12駅に足を運んで写生し、5月にかけて作品を描いた。翌6月に「津鉄駅十二景」のタイトルで東奥日報に連載。若き日から同鉄道を使い続けてきた櫻庭さんは、色彩豊かな絵とともに、それぞれの駅についての思い出を文章でつづった。
「描くのは楽しかった。(連載も)反響があって、電話や手紙など、いろいろもらった」と笑顔の櫻庭さん。喫茶店「駅舎」は、かつて津鉄・芦野公園駅の駅舎だった建物だけに、12枚の絵は店内のレトロな雰囲気によくマッチしている。
全駅を描く企画は、角田代表の「利用者減少で厳しい状況にある津鉄を応援したい」との思いから始まった。角田代表は「櫻庭先生の絵と文を見て、昔の記憶がよみがえった-といった感想をよく聞いた。一駅分だけでもいいので乗ってほしいと思う」と語る。
「駅舎」での展示は今月30日まで。8月1日からは中泊町博物館で飾られる予定(同30日まで)となっている。
「列車に乗っている時間はいいもの。本を読めるし、思索もできる。ぜひ津鉄に乗って絵を見に来てほしい」と櫻庭さん。角田代表は「列車の中で子どもや孫に思い出を語るのもいい。そんなふうにして(展示会場に)来てくれたら」と話している。