「海峡サーモン」のお茶漬け完成/むつ大畑

北彩漁業生産組合と北彩屋が開発した海峡サーモンの「ほぐし身茶漬け」

 青森県むつ市大畑町沖の津軽海峡で、「海峡サーモン」の生産や加工販売を手掛ける北彩漁業生産組合と北彩屋が、海峡サーモンの新商品「ほぐし身茶漬け」を開発した。14日、市役所で宮下宗一郎市長に完成を報告した。北彩組合の濱田勇一郎組合長は「海峡サーモンの味を手軽に堪能してほしい」とPR。16日に開かれる恒例の大畑海峡サーモン祭りで、ほぐし身茶漬けを含む各種商品を販売する予定。

 ほぐし身茶漬けは、1食70グラム入り。食感を生かすため、焼いた海峡サーモンの身を手作業で粗めにほぐし、ゼラチンでゼリー状に固めただしと一緒にカップ詰めした。冷凍販売で、解凍後にご飯にのせてお湯をかけると、お茶漬けになる。ワカメ入り、梅入りの2種類あり、1食350円(税抜き)。5月から、北彩組合の加工場に併設している直売所などで販売中。

 市役所には、濱田組合長と北彩屋の能戸みか子代表が訪れ、宮下市長が試食した。濱田組合長は「見た目がかわいく、ゼリーのようなイメージのお茶漬けができた。お客さまが来たときに出したり、お酒を飲んだ後などにお勧めしたい」と話した。宮下市長は「身が柔らかく、だしも効いている。ふるさと納税の返礼品にも取り入れたい」と語った。

 16日の大畑海峡サーモン祭りは、むつ市大畑町魚市場で開催する。今年は大型サーモンの解体ショーを企画。市制施行60周年にちなみ、約600人にサーモンの刺し身を振る舞う。

宮下市長(右)に商品を紹介する能戸代表(左)、濱田組合長

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