青森駅新ホテル コクーン(繭)ルームも

丸みを帯びた内装で繭に包まれたような空間にデザインされた客室「コクーンルーム」(城ケ倉観光提供)

 医療機関や福祉施設を運営する一般社団法人慈恵会と城ケ倉観光は27日、青森市のJR青森駅東口ビル内に7月11日に開業するウエルネスホテル「ReLabo(リラボ)」の事業内容を発表した。ホテル内の設備には健康増進に寄与する機能を備え、国内外の30代以上の女性を主なターゲットとした高付加価値、高価格帯のサービス提供を図る。

 同日、同市内で開いた記者会見で慈恵会の丹野智宙(ともひろ)理事長は「今は旅先でウエルネス(よりよく生きる生活)が求められている。リラボでは医療と密接に連携した新しい宿泊サービスが提供できる」と意気込みを語った。

 客室は全130室で「クリエイティブ」「コクーン」など4タイプを用意。ビジネス客向けのクリエイティブルームは、パソコンが使いやすい大きめのデスクやプリンターを設置し落ち着いた内装に、女性客向けのコクーンルームは、明るく、丸みを帯びたインテリアで繭に包まれたような空間に仕上げた。VIPの宿泊にも対応できるよう、ジュニアスイート(66平方メートル)とエンペラースイート(132平方メートル)も各1室備えた。

 6階ウエルネスフロアには、カウンセリングや診察が受けられるクリニックのほか、ヨガ・フィット・スタジオ、温泉、スパなどを完備。4階にはレストランとバーが入る。ウエルネスフロアやレストランなどは宿泊客のみが利用可能となる。

 リラボでは、より高い能力を持った県内人材の育成も目指すとし、丹野理事長は「ハイタレントを育てるのはわれわれの使命。一流のお客さまを集め、一流のサービスで研さんを積んでもらい、意欲ある若者の定着につなげたい」と強調。集客の見込みについては「ウエルネスを求める宿泊客は、夏祭りや紅葉などでにぎわう繁忙期を避けるはず。静かな時期を選ぶという意味で、オフシーズンの集客にも期待ができる」と話した。

ウエルネスフロアに開設されるヨガ・フィット・スタジオ「禅」のイメージパース(城ケ倉観光提供)

58席が備えられるレストランフロアのイメージ(城ケ倉観光提供)

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