「うそ」を神事で交換しましょ 25日、大槌で初の「鷽替え」

木うそを制作する三陸御社地天満宮奉賛会のメンバー。個性が光る「顔」が並ぶ
 大槌町末広町の三陸御社地(おしゃち)天満宮で25日、「鷽(うそ)かえまつり」が初めて開かれる。訪れた人々は神事で「替えましょう、替えましょう」と声をかけ合い、木彫りの鳥のウソを交換。悪いことを「うそ」にして吉に替える。23日から、奉賛会メンバーが趣向を凝らした「木うそ」を入手できる。

 御社地近くの社務所に18日、メンバーが集まった。本業は大工、鍛冶職人、漁師という3人が、手先の器用さと個性を発揮して町産材にペンキで色付けしていく。「メスだからまつげを描いた」「タモリみたい」。初めてのため「顔」は統一せず、それぞれ愛嬌(あいきょう)たっぷりに仕上げた。

 木うそ(初穂料700円)の授与は24日は午前10時~午後5時、25日は午前10時~午後1時に社務所で。中には当たりがあり、太宰府からの干支(えと)にちなんだ賞品や地元の海産物、コメなどを用意する。神事は午後2時から。問い合わせは奉賛会(0193・27・9321)へ。

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