17日に開催予定だった秋田県美郷町六郷の小正月行事「竹うち」について、主催団体は7日、雪不足のため中止すると発表した。会場の積雪が少なく、運び込む町内の雪も足りないため、参加者の安全を確保できないと判断した。
雪不足による中止は2020年以来で、記録の残る1955年以降6回目。21、22年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止しており、昨年は4年ぶりの開催だった。
竹うちは、国重要無形民俗文化財「六郷のカマクラ」(今年は13~17日)の最終日の夜に行われ、北軍と南軍に分かれた住民らが約8メートルの青竹で打ち合って争う。
会場となる秋田諏訪宮前のカマクラ畑には最大で高さ50センチ近くの石のブロックがあり、地面に押し固めた雪が約1メートルの高さにならないと実施できないという。今年は町内に降った雪を会場に運び込もうと集めていたが、それを合わせても不足する見通しとなり、主催する六郷のカマクラ行事継承会が中止を決めた。
願い事を書いた5色の紙を燃やす「天筆焼き」など、「六郷のカマクラ」のその他の行事は予定通り実施する。
小西正一郎会長(61)は「とても残念だが、打ち手の安全を第一に考えるとやむを得ない。来年に向け準備を万端にしたい。天筆焼きなどは行うのでぜひ訪れてほしい」と話した。
雪不足による中止は2020年以来で、記録の残る1955年以降6回目。21、22年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止しており、昨年は4年ぶりの開催だった。
竹うちは、国重要無形民俗文化財「六郷のカマクラ」(今年は13~17日)の最終日の夜に行われ、北軍と南軍に分かれた住民らが約8メートルの青竹で打ち合って争う。
会場となる秋田諏訪宮前のカマクラ畑には最大で高さ50センチ近くの石のブロックがあり、地面に押し固めた雪が約1メートルの高さにならないと実施できないという。今年は町内に降った雪を会場に運び込もうと集めていたが、それを合わせても不足する見通しとなり、主催する六郷のカマクラ行事継承会が中止を決めた。
願い事を書いた5色の紙を燃やす「天筆焼き」など、「六郷のカマクラ」のその他の行事は予定通り実施する。
小西正一郎会長(61)は「とても残念だが、打ち手の安全を第一に考えるとやむを得ない。来年に向け準備を万端にしたい。天筆焼きなどは行うのでぜひ訪れてほしい」と話した。