特別展「三内丸山と漆 -くらしを彩る技-」が開幕し、展示に見入る関係者=21日、青森市の三内丸山遺跡センター

 青森市の三内丸山遺跡センターで21日、特別展「三内丸山と漆 -くらしを彩る技-」が開幕した。漆利用の痕跡は縄文時代早期から見られるといい、展示では縄文時代を通して漆塗り技術が成熟していく様子に迫る。9月18日まで。

 同センターで漆に特化した展示は初めて。三内丸山遺跡では、谷などの低地を中心に漆利用に関する道具やウルシ材、種子や花粉が出土しており、漆の管理から漆液の採取、製品の生産・利用までを行っていたと考えられている。

 縄文時代前期は木胎漆器が多く、容器類や装飾品が大部分を占め、中期は漆塗り土器が主体となり、黒色漆塗りのつぼ形土器のほか破片が多く見つかった。

 同遺跡の土器、くしのほか、亀ケ岡遺跡(つがる市)、是川堀田遺跡(八戸市)、向田(18)遺跡(野辺地町)などの漆塗り土器や木胎漆器が並んだ。長い年月を経ても鮮やかな美が残っており、当時の技術の高さが体感できる。

 同センターの岡田康博所長は「自然と共に生きた縄文人がどのように漆を活用したのか、技術を見て哲学や世界観を感じてほしい」と述べ、来場を呼びかけた。

 観覧料は一般900円、高校生・大学生450円、中学生以下無料。問い合わせは同センター(電話017-766-8282)へ。

野辺地町の向田(18)遺跡から出土した縄文時代前期の木胎漆器

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