ヒット曲生んだ部屋再現 24日まで「菊池俊輔展」/弘前

弘前市立百石町展示館で始まる「菊池俊輔展」。愛用のピアノ(奥)などを展示して作業部屋を再現した

 「ドラえもん」「ドラゴンボール」「仮面ライダー」などの主題歌を手がけた青森県弘前市出身の作曲家・菊池俊輔さん(享年89)の愛用の品など約200点を紹介する「菊池俊輔展」が21日、弘前市立百石町展示館で始まる。数々の大ヒット作品の音楽が生まれた作業部屋を再現し、終生愛用したピアノも展示。来場者が自由に弾くことができる。24日まで。入場無料。

 主催は、菊池さんの同級生らでつくる有志団体「弘前レジェンドを語り継ぐ会」。展示するのは、菊池さんと20年以上にわたり親交があった元市教育長・佐々木健さん(72)が、東京で暮らす遺族から「地元で役立てて」と託された品。レコードや手書きの楽譜をはじめ、仕事用のかばんや文房具などが会場を彩っている。作業部屋の再現は、東京から駆け付けた、菊池さんの次男祐輔さん(56)が協力した。

 祐輔さんは「父は弘前市民だったことに誇りを持っていた。曲は聴いたことがあっても、父自身のことはそこまで知られていない。これを機に、ふるさとの皆さんに父のことを知ってもらえたら」と話した。

 菊池さんは1931年生まれ。弘前工業高校を卒業後、日本大学芸術学部に進学。日本レコード大賞功労賞、県褒賞、東奥賞などを受賞。2021年4月に亡くなった。

弘前市

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