下北の春「満開」/むつ・早掛沼 桜見ごろ


 今年の桜前線は、本州最北端の下北にも記録的速さで到着。青森県むつ市の早掛沼公園は花が真っ盛りで、市民は鳥の鳴き声が響く中、散策したり、レジャーシートを広げて食事したりと、思い思いに春の訪れを楽しんでいる。

 市によると、園内にある375本のソメイヨシノは12日に開花、16日に満開となった。2008年以降、最も早咲きだった21年の満開日(4月21日)より、さらに5日早かった。

 園内のソメイヨシノは、市民が協力して毎年肥料を与え、剪定(せんてい)も行っている。今年は、花芽を食べる野鳥ウソの飛来もほぼなく、見応えのある花が来場者を迎えている。20日、むつ桜まつりの関係者は「今週末まで見ごろが続いてくれるのでは」と期待を込めて話した。公園を囲むため池は改修中のため、水位は例年より低く、水底が見えている場所もある。

ソメイヨシノの見ごろが続く早掛沼公園。左奥は釜臥山=20日午前、むつ市(東奥日報社ドローンから撮影)

ソメイヨシノの見ごろが続く早掛沼公園=20日午前、むつ市(東奥日報社ドローンから撮影)

ソメイヨシノを楽しむ市民ら=20日午後、むつ市

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