弘前公園「春陽橋」の古材でスマホスタンド 弘工生製作

春陽橋の古材を活用したスマートフォンスタンドを作る弘前工業高校の生徒

 桜の絶景スポット弘前公園「春陽橋」の改修工事で出た青森ヒバの古材を活用して、弘前工業高校建築科の3年生が、スマートフォンスタンドの製作に取り組んでいる。完成品は青森県弘前市にふるさと納税をした人への贈呈品にする。申し込みは28日まで。

 春陽橋は、西堀に架かる長さ約29メートルの木造の橋。老朽化のため昨年秋から、手すりを取り換えたり、塗装を直したりする工事を行っていた。

 製作は、工事で出た木材を生かし公園の景観維持のための取り組みを発信できないかと考えた市公園緑地課が、同校に相談を持ちかけて始まった。授業の一環で、地域の課題解決に取り組む「地域連携事業班」の7人が、赤い塗装を剥がし板状にしたり、電動工具でくりぬいたりする作業を進めている。

 メンバーの一人、三上和真さんは「縦画面でも横画面でも使えるところがポイント。全国の人に申し込んでほしい。今度のまつりで観光客が増えていたら、自分たちのおかげかなとうれしくなっちゃうかも」と話した。

 ふるさと納税「日本一の『さくら』応援コース」に1万円以上の寄付をした人に、返礼品とは別の贈呈品として贈る。50個限定で、希望者が多い場合は抽選。申し込み方法などに関する問い合わせは市広聴広報課(電話0172-40-0494)へ。

ふるさと納税の寄付者に贈るスマートフォンスタンド

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