弘前公園の桜の剪定枝からできた和紙を使って、ねぷた絵御朱印帳を作る関係者ら=弘前市の津軽藩ねぷた村

 JR東日本が津軽圏域14市町村と連携して行う観光キャンペーン「ツガル ツナガル」に合わせ、圏域の観光関係者らが手を組んで、鬼の飾り「鬼コ」をまつる神社などを電動マウンテンバイクで巡るツアー商品を開発した。「田んぼ鉄道」の愛称で知られる弘南鉄道弘南線も活用し、ねぷた絵など津軽の魅力を盛りだくさんに詰め込む。販売は4月から。

 ツアーは、弘南線の中央弘前駅(弘前市)を発着点とし、弘前れんが倉庫美術館(同)でねぷた絵を使った御朱印帳作りを体験してから、弘前公園(同)、鬼コがある撫牛子八幡宮(ないじょうしはちまんぐう)(同)や三社神社(平川市)など約18キロの道のりを自転車で巡る。津軽尾上駅(同)からは自転車を持ち込んで電車に乗る。

 御朱印帳は、弘前大学などでつくる「りんご/さくら和紙研究会」が作った弘前公園の桜の剪定(せんてい)枝からできた和紙を使用。図柄は、弘前市の観光施設・津軽藩ねぷた村のねぷた絵師が「桜と鬼」をテーマに描き下ろす。参加者は好きな図柄を選んで自分だけの御朱印帳に仕立てる。

 13日はツアーを提供するサイクルエクスプローラーあおもり(青森市)、同研究会、弘南鉄道(平川市)、クランピオニー津軽(弘前市)などの関係者が、ねぷた村で御朱印帳作りの手順を確かめた。

 サイクルエクスプローラー代表理事の高橋俊介さん(58)は「津軽に散らばっているいいものを多くの人に知ってもらえるよう、みんなで協力していきたい。もっともっと津軽を好きになってくれる人を増やしたい」と話した。

 ツアーは土日祝日限定で、料金は1人8千円(自転車レンタル料、ガイド料など含む)。問い合わせは高橋さん(電話090-1450-7104)へ。

自分で作る御朱印帳のイメージ

ツアーで参加者が乗る電動マウンテンバイク

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