陸自、大雪像の制作開始/弘前城雪燈籠まつり

大雪像制作のために足場を組む自衛隊員たち

 青森県弘前市で2月9~12日に開かれる「弘前城雪燈籠(どうろう)まつり」に向け、陸上自衛隊弘前駐屯地の隊員たちが11日、弘前公園四の丸で大雪像の制作作業を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制作を取りやめた昨年同様に「旧函館区公会堂(北海道函館市)」の雪像を造る。

 まつりのために66人の「弘前城雪燈籠まつり協力隊」を編成。初日は足場を組む作業に汗を流した。今後は岩木山麓から大型ダンプ152台分の雪を運び出し、高さ6メートル、幅15.5メートル、奥行き4メートルの雪像を造る。完成予定は2月8日。

 昨年は削り出しをする直前にまつり中止が決まり、未完成のまま自分たちの手で解体した。協力隊長の木村勝彦3等陸佐は「完成できなかった昨年の思いも込めて雪像を造り、まつりに花を添えたい。窓やバルコニーの細かい造形に注目してほしい」と話した。

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