五所川原立佞武多3年ぶり大型運行へ


 五所川原立佞武多(たちねぷた)運営委員会は24日、今年の祭りを例年通り8月4~8日の日程で開催すると正式に発表した。大型立佞武多の市街地運行は3年ぶり。新型コロナウイルスの影響で制作・運行団体の半数が不参加となったため、運行経路を短縮するなど規模を縮小して実施する。

 祭り期間中は、市制作の高さ約23メートルの大型立佞武多3台のうち少なくとも1台を運行する。昨年10月の代替イベントでお披露目された「暫(しばらく)」は初運行となる。

 新作の中型立佞武多「金太郎」や、人気ゲーム「桃太郎電鉄」を題材にした立佞武多も市街地を巡る。制作、はやし方、踊り手らでつくる「運行団体協議会」の制作・運行14団体のうち7団体が参加し、中小7台を制作予定。

 運行経路は市大町の旧ロータリー交差点から立佞武多の館、国道101号沿いのみちのく銀行前を周回する約0.9キロ。参加団体が例年より少ないため、つがる総合病院前を通る従来のルートより約0.3キロ短縮し、運行時間は午後7時から1時間程度の予定。運行方式は今後詰める。

 感染防止のため、エルムと会場周辺を結ぶシャトルバスは運行せず、有料桟敷席の設置も見送る。コース内の食べ歩きは禁止する。参加団体は毎日、参加者名簿を提出し、観客とはやし方らの距離は2メートル以上空ける。

 詳細な対策は県のガイドラインに基づいて検討を進め、開催1カ月前までに決める。

 運営委の山崎淳一・大会長(五所川原商工会議所会頭)は24日の会見で「五所川原の顔を復活させ、街に活気を取り戻したい」と話した。また、五所川原花火大会(同商議所主催)も立佞武多祭り開幕前日の8月3日に開催することが決まった。

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