清流覆う若葉のベール/むつ・川内川渓谷

鮮やかな若葉が渓谷を両岸から覆う川内川渓谷。中央は「鶺鴒橋」=19日午後、むつ市川内町

 青森県むつ市川内町の川内川渓谷で新緑が見ごろを迎え、行楽客らの目を楽しませている。19日は正午ごろから久しぶりの雨に見舞われたが、雨粒が葉のほこりを洗い流し、ブナやナラ、イタヤカエデなどの若葉が周囲をいっそう鮮やかな緑で彩った。

 1991年には、渓谷の一帯に新緑や紅葉などを楽しめる長さ4.4キロの遊歩道が整備され、今年は今月12日に開通した。中ほどにある人気スポット「大滝」が間近の「鶺鴒(せきれい)橋」に到着すると、両岸から枝を伸ばした広葉樹が渓谷を緑のベールで覆い、せせらぎの音とともに自然の美をアピール。道沿いでは季節ごとに野の花も楽しめ、この日はシラネアオイが紫の花を咲かせ始めていた。

 遊歩道を整備している市役所川内庁舎西通地区施設管理室の山田義弘さん(61)によると、新緑の見ごろは6月いっぱい続き、遊歩道は雪が降り始める11月上旬まで通行可能という。

むつ市

青森
店主が技伝授 「むつまちゼミ」7日から
青森
伝統の山車5台練り歩く/川内八幡宮例大祭
青森
むつ-会津若松姉妹都市40周年記念 藩の歴史や交流振り返る/市立図書館で企画展
青森
下北グルメを食べて応援
青森
ジオパークの未来 下北で語る/全国大会30日開幕