大山康晴名人の「封じ手」 おいらせ町に寄贈

中戸さんが寄贈した封じ手

 将棋の故大山康晴15世名人直筆の「封じ手」を入手した、日本将棋連盟名誉会員でアマ九段の中戸俊洋さん(79)=青森県おいらせ町=が22日、町へ寄贈した。一時代を築いた大山15世名人が失冠した、1972年の第31期名人戦第7局のもの。来年が生誕100年に当たり、中戸さんは「功績と実績を知る貴重な資料として多くの人に見てほしい」と期待を寄せていた。

 中戸さんは昨年末、知人から封じ手を譲り受けた。大山15世名人は、一緒に同町内での普及活動に取り組んだ恩人であり、町が今後企画する生誕100年特別展示などに生かしてもらおうと寄贈した。

 大山将棋記念館で開かれた贈呈式で、中戸さんが成田隆町長に封じ手を渡した。成田町長は「非常に価値が高い。子どもたちも興味を持ってほしい」と感謝した。

 同記念館の初代館長でもある中戸さんは、長年の親交を振り返りながら、「時代の転換点となった瞬間の“証人”だ。私も往事の写真や資料を探し直して、封じ手に添えたい」と話していた。同記念館の休館が明ける予定の来月12日から鑑賞できる。

 第31期名人戦は、49歳の大山15世名人が挑戦者の中原誠十段に3勝4敗で敗れ、世代交代を印象づけたタイトル戦として知られる。封じ手は、先手の大山15世名人が「4六銀」を指したことを示している。封筒には「六月七日 於羽沢ガーデン(東京・渋谷)」と記されている。

大山15世名人の胸像前で、成田町長(右)に封じ手を渡す中戸さん

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