故中村医師の志に迫る、青森で写真展

生前の中村さんの活動や、最近のアフガニスタンの状況を伝える写真展。写真左は奏海庵主の今村さん

 アフガニスタンで人道支援活動に取り組み、2019年12月に殺害された福岡市出身の医師中村哲さん=当時(73)=の功績を紹介する写真展が、青森市本町の青森まちかど歴史の庵「奏海(かなみ)」で開かれている。29日まで。

 中村さんは1984年に医師として赴任後、非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(福岡市)のアフガン現地代表を務め、井戸掘りや用水路建設の支援などに取り組み続けた。写真展は同会の協力を得て、県内の実行委員会が開催し3回目。

 約70枚の写真は35年間にわたる中村さんらの活動に加え、2021年9月のイスラム主義組織タリバンの政権復帰以降も、中村さんの遺志を継いで支援活動を続けている様子などを伝える。一方、1年近く雨が降らずに干上がった土地で悲しげにレンズを見つめる少年の写真もあり、いまも続く厳しい現実の一端を思い知らされる。

 実行委の一人で、奏海の会庵主の今村修さん(79)は「中村さんは、水と食糧がまずは必要と、現地に溶け込み、身をもって国際貢献の一つの在り方を示した。その志を写真を通して少しでも知ってもらえれば」と話す。

 入場無料。開館時間は午前10時~午後5時。月曜と第2・4日曜が休み。

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