村営入浴施設が営業再開 大雨被害の風間浦

「海峡の湯」の休憩スペースで入浴後にくつろぐ家族連れ

 8月の大雨の影響で臨時休業していた、風間浦村営の入浴施設「下風呂温泉 海峡の湯」が8日、約1カ月ぶりに営業を再開した。

 村によると、「海峡の湯」は大雨による大きな被害がなかったが、アクセス道の国道279号が土砂崩れで寸断されたため、8月10日から臨時休業した。下風呂地区の住民が断水で入浴できなかったことから、14日からは入浴希望の住民を無料で受け入れていた。

 村は、青森県むつ市の小赤川橋の仮橋で一般車両の通行が可能になったことから、営業再開を決めた。

 8日は村内外から入浴客が訪れた。インターネットで営業していることを知ったという東通村の派遣社員笠原悠佑さん(34)は「初めて来たが、いいお湯だった。また入りに来て、復興を応援したい」と話した。

 13日までの営業時間は午後3~8時。その後は国道279号の不通区間(同村桑畑-下風呂)の一般開放を踏まえて営業時間を判断する。「海峡の湯」とともに臨時休業している村営の「桑畑温泉湯ん湯ん♪」は9日に営業を再開する。

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