50年越し「笹の雪」開花/平内・夜越山

「笹の雪」の花を見上げる来場者=7日、平内町の夜越山森林公園

 青森県平内町の夜越山森林公園のサボテン園で、リュウゼツラン科の多肉植物「笹の雪」が50年の時を経て開花した。7日、同園を訪れた人たちは「見られて良かった」と貴重な姿に見入っていた。

 笹の雪はリュウゼツラン科アガベ属の一種の和名で、原産地はメキシコ。1972年の同園オープン当時から栽培されている。6月30日午前11時ごろに担当者が開花を確認。上部の黄緑色のつぼみから、黄色のおしべやめしべが伸びており、種を作ったあとは枯れていくという。

 同園で栽培指導に当たっている山口光星さん(63)は「一生のうちに見られるかどうかわからない。見ると幸せになれるといわれている」と説明。青森市から夫婦で訪れた泉俊一さん(73)は「花が咲いたと知り、話の種になればいいと思って来た」と言いながら、2メートルを超える高さに咲く花を見上げていた。

 笹の雪の花は今週末ごろまで見られるという。

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