「ぼたんまつり」開幕前に園児招待/南部


 南部町ぼたんまつりが15日から同町の長谷ぼたん園で開かれるのを前に、まつりを主催する実行委員会(杉中清幸会長)は12日、地元のなんぶこども園の園児16人を同園に招待した。園児たちは、ぽつぽつと咲き始めたボタンの花に顔を近づけては「いい匂い」と歓声を上げた。

 3.5ヘクタールの園内には約150種、約8千本のボタンが植えられている。杉中会長によると、今年は例年よりやや早く10日から咲き始めた。見ごろは20日ごろになる見通しだ。園児たちは園内を元気に散策しボタンの花を観賞した。杉澤遙馬ちゃん(6)は「きれいだった。メロンみたいな甘い匂いがした」と喜んだ。

 まつりは昨年、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた。今年は2年ぶりの開催となるが、感染拡大防止のため、例年実施していた開園セレモニーや写真コンテストなどは行わず、出店は花苗販売のみとする。恒例の同園園児たちによるよさこい演舞も取りやめとなった。

 まつりは28日までの予定。開園時間は午前8時半~午後5時。入園賛助金は大人(高校生以上)500円、15人以上の団体は300円。問い合わせは実行委事務局の町商工観光課(電話0178-84-2119)へ。

咲き始めたボタンの香りを楽しむ園児

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