岩澤さん(左)が試作した3種類の「菜の花ピザ」の説明を聞く参加者

 青森県横浜町や下北の食材を使った「菜の花ピザ」が来月同町大豆田の自然苑(じねんえん)で提供されるのを前に、同町とむつ市のレストラン、農協関係者ら有志が17日、同苑でピザの試作を行った。参加者はホタテや菜花(なばな)をトッピングしたピザ作りに汗を流し、本番へ向け味を確かめていた。

 菜の花ピザは、一般社団法人しもきたTABIあしすとが主催する「下北ジオ・ダイニング」(5月11、12日)の中で提供される。ツアー参加者だけでなく、当日来場した人にも販売される。

 試作会は、自然苑の屋外にピザ窯を持ち込んで行われ、世界的ピザ職人である岩澤正和さん(39)=東京都=が指導に当たった。参加者は16日に生地作りを学び、17日は「パーラー」と呼ばれる器具を使った焼き方を実習した。

 岩澤さんは菜花や菜種油、ホタテ、同町の「ほろよい豚」などを用い、3種類のピザを試作。参加者は食材のおいしさがしっかりと感じられる味に感激しつつ、自らも調理を行い、作り方を習得していた。

 道の駅よこはま内のレストラン「鮮菜(せんな)」の鳥山寿樹料理長(42)は「横浜の味がピザに凝縮されている。本番も今日のような味が出せると思う。町の名物にしたい」と意欲。岩澤さんは「全てが世界に誇れる食材だ。十分楽しめる、ここでしか食べられないピザができると思う」と話していた。

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