遺跡PRへ弘実生「大盛カツ山カレー」考案

弘前実業高校の生徒が大森勝山遺跡にちなんで考案した大盛カツ山カレー(同校提供)

 世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」のうちの一つ、大森勝山遺跡(青森県弘前市)の知名度を上げようと、弘前実業高校の生徒たちが遺跡の名前にちなみ「大盛カツ山カレー」を考案した。同市の「カレー&コーヒーかわしま」で、18日から来年3月1日まで限定販売される。

 遺跡にある縄文時代晩期の環状列石を、環状に並ぶヒレカツ「環状列カツ」で表現した。遺跡から望む岩木山を表した山盛りのご飯には、煮込んだかたまり肉が隠され、“発掘”が楽しめるようになっている。

 県教育委員会の「高校生縄文案内人養成事業」の一環で、3年生9人が遺跡をPRするためのメニューを考え、6日に青森市で開かれた学習成果発表会で披露した。

 齋藤圭汰さんは「亀ケ岡遺跡(つがる市)は知っていたけれど、大森勝山はあやふやだった。大盛りのカツの山でPRすればどうかなと、頭に浮かんだ」。岩渕梅千代さんは「岩木山と環状列石が見えるすごい景色が表現できたと思う」と語った。

 協力したかわしまの店主川嶋貴裕さん(42)は「高校生が地元に関心を持っているのは偉い。お手伝いしたいと思った」と話す。価格は岩木山の標高1625メートルにちなみ1625円(税込み)。

大盛カツ山カレーを考案し、発表した岩渕さん(左)と齋藤さん

弘前市

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