棟方志功ら青森市ゆかりの著名な版画家や、愛好家らが手掛けた作品を集めた「青森市民による版画展~MY DEAR HANGA!~」が25日、青森市新町の協同組合タッケン美術展示館で始まった。1~4階までの各階には大小さまざまな計91点が展示され、多くの市民が多様で豊かな版画表現に見入っている。29日まで。
市民に愛され続ける「版画」に光を当て、地域の文化芸術振興につなげようと、市民団体「あおもりアーツカウンシル」が今年初めて開いた。
1階で出迎えるのは、志功による八曲一隻の屏風(びょうぶ)「追開心経頌(ついかいしんぎょうしょう)」。黒と白が交互の市松模様を背景に、仏や裸婦、小動物が描かれ、経文もちりばめた装飾性が目を引く。2階には、同市収蔵作品の中から、市民版画家やアーツカウンシルが選んだ、棟方末華や関野凖一郎、山口晴温、山内ゆり子の傑作が並ぶ。
同市と長年交流を続ける米メーン州の15点も展示。また、版画なたねの会や華陽会、日本板画院青森支部、木々版画クラブの4団体による作品展示では、多彩な技法で独創的な世界を表現した作品がずらり。
同市の関恵美子さん(69)は、躍動感あふれるハネトや武者人形を多色刷りで表した「ネブタ恋しや」を制作。「今年はねぶた祭りは行われなかったので、来年こそはコロナ禍が収束して祭りが開かれてほしいとの思いを込めた」と話していた。
市民に愛され続ける「版画」に光を当て、地域の文化芸術振興につなげようと、市民団体「あおもりアーツカウンシル」が今年初めて開いた。
1階で出迎えるのは、志功による八曲一隻の屏風(びょうぶ)「追開心経頌(ついかいしんぎょうしょう)」。黒と白が交互の市松模様を背景に、仏や裸婦、小動物が描かれ、経文もちりばめた装飾性が目を引く。2階には、同市収蔵作品の中から、市民版画家やアーツカウンシルが選んだ、棟方末華や関野凖一郎、山口晴温、山内ゆり子の傑作が並ぶ。
同市と長年交流を続ける米メーン州の15点も展示。また、版画なたねの会や華陽会、日本板画院青森支部、木々版画クラブの4団体による作品展示では、多彩な技法で独創的な世界を表現した作品がずらり。
同市の関恵美子さん(69)は、躍動感あふれるハネトや武者人形を多色刷りで表した「ネブタ恋しや」を制作。「今年はねぶた祭りは行われなかったので、来年こそはコロナ禍が収束して祭りが開かれてほしいとの思いを込めた」と話していた。