津軽富士見湖の木の組み写真が国際優秀賞

【写真上下】津軽富士見湖に立つ木を被写体にした八島さんの作品(5枚組み写真より)

 青森県鶴田町の津軽富士見湖に立つ1本の木を撮影した八島和浩さん(41)=福島県出身=の組み写真が、米国の国際フォトコンテスト「インターナショナル・フォトグラフィー・アワード」で優秀賞に当たる賞を獲得した。青森県の景色に魅了され、写真を始めたという八島さんは「国内外に青森県の絶景を伝えるきっかけになれば」と話す。

 今年のコンテストにはプロ、アマ、学生の各部門に約120カ国1万3千人がエントリー。10月に審査結果が発表され、八島さんの作品はプロ部門の自然・木々のジャンルで3位に次ぐ優秀賞に輝いた。

 八島さんは埼玉県を拠点に、インターネット上で商品・サービスを販売する企業に助言する「ECコンサルタント」を務める。並行して2016年からは、青森県で中小企業の支援に携わっている。1カ月の半分近くを青森県で過ごすうちに絶景に魅了された。自己流で撮影技術を磨き、レンタカーで車中泊しながら県内各地の風景を写真に収めてきた。

 受賞作は、津軽富士見湖の凍結した湖面に立つ木に光が注ぐ瞬間を捉えた5枚の組み写真。「最初は孤独に見えた木だが、次第に自然や太陽と遊んでいるように感じられた」と八島さん。同湖には毎年2月に訪れ、木と朝日が重なる一瞬を待ち、シャッターを切っているという。

 八島さんは「青森で出会った人や風土に感謝している。受賞で少しでも恩返し、魅力を発信できたら」と話した。

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