メインの水かけ中止 一関・大東「天下の奇祭」

冷水を浴びて商店街を全力で駆け抜ける参加者=2月、一関市大東町大原
 毎年、厳寒の2月11日に開催される一関市大東町の「天下の奇祭」大東大原水かけ祭りの保存会(金野幸冨(こうふ)会長)は27日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、メインの裸男への水かけなど来年の祭りの大半を中止すると発表した。

 保存会によると、約360年の歴史を有する伝統の水かけが行われないのは、2月11日開催となった1973年以降では初めて。

 水かけのほか、いずれも大東町大原地区での大しめ縄奉納行進、厄払い祈願、行山流鹿踊りの演舞なども軒並み中止する。八幡神社での火防祈願だけは保存会メンバーら関係者だけで行う。

 保存会は21日に理事会を開き、大勢の人が集まる祭りは3密回避が難しいと判断した。金野会長は「長年続いてきただけに残念だ。起源の火防祈願だけは何とかやりたい」と話した。

 県無形民俗文化財に指定される祭りは1657(明暦3)年に江戸で起きた明暦の大火を受け、火防祈願として始まった。今年は約300人の裸男が水を浴びながら商店街を駆け、約2万8千人が見物に訪れた。

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