主に渓流に生息し、滝近くの岩場などに営巣するとされる野鳥「カワガラス」が、青森県十和田市の奥入瀬渓流で繁殖期を迎えている。餌場の渓流と滝を頻繁に行ったり来たりし、激しい水しぶきの滝すれすれの位置を上へ上へと飛んでいく、迫力ある光景が見られる。
カワガラスは体長22センチほどで、全身が褐色とちょっと地味。水中の水生昆虫や小魚などを餌にしている。
16日、高さ約20メートルの滝からカワガラスが「ビビッ」と鳴いて現れ、近くの渓流へ。やがて餌とみられる物をくわえて再び滝に戻って来た。垂直に近い滝の間近まで飛んでくると、ためらうことなくぐんぐん上へと飛んでいった。滝上部に着くと巣立ちした幼鳥が姿を見せ、餌をねだるかのようなしぐさをする場面も。
日本野鳥の会弘前支部長の小山信行さん(80)によると、子育ての時期に渓流と滝を活発に行き来して滝の間近で上へと飛ぶ野鳥は少ないという。また、滝へ戻る際に餌のような物をくわえていることから、幼鳥とは別に巣立ちできていないひなもいる可能性があるという。子育ての時間は当面続くとみられる。
カワガラスは体長22センチほどで、全身が褐色とちょっと地味。水中の水生昆虫や小魚などを餌にしている。
16日、高さ約20メートルの滝からカワガラスが「ビビッ」と鳴いて現れ、近くの渓流へ。やがて餌とみられる物をくわえて再び滝に戻って来た。垂直に近い滝の間近まで飛んでくると、ためらうことなくぐんぐん上へと飛んでいった。滝上部に着くと巣立ちした幼鳥が姿を見せ、餌をねだるかのようなしぐさをする場面も。
日本野鳥の会弘前支部長の小山信行さん(80)によると、子育ての時期に渓流と滝を活発に行き来して滝の間近で上へと飛ぶ野鳥は少ないという。また、滝へ戻る際に餌のような物をくわえていることから、幼鳥とは別に巣立ちできていないひなもいる可能性があるという。子育ての時間は当面続くとみられる。