
ミズバショウが群生する秋田県仙北市田沢湖の刺巻湿原で4日、住民でつくる刺巻成年会の会員18人が木道の補修などを行った。新型コロナウイルス感染防止のため毎年4、5月に開催している「水ばしょう祭り」は中止としたが、湿原を散策する観光客の安全確保のために実施した。
国道46号沿いに広がる約3ヘクタールの湿原にはハンノキが林立し、約6万株のミズバショウが群生する。同会が普段から整備を手掛けている。
会員は午前9時ごろから作業を開始。湿原内を縫うように敷かれた木道を点検し、沈み込んでいる部分の土台を新しいものに交換したほか、冬の間に倒れそうになったハンノキを切り倒した。鉄道利用者のために、最寄りのJR田沢湖線刺巻駅までの沿道で下草も丁寧に刈った。
今年は祭りの中止で出店やイベントは行わないが、湿原内は散策できる。このため、同会は市と協力して11~30日に観光客の安全対策を担う。期間中、会員2人がボランティアとして会場に待機するほか、土日祝日は駐車場などに警備員を配置する。
湿原のミズバショウは例年より少し早い1週間ほど前から咲き始めた。同会の中島正一会長(72)は「行事は中止となっても花を見に来る人はいるだろうから、できるだけ安全な環境を整えておきたい」と話した。
国道46号沿いに広がる約3ヘクタールの湿原にはハンノキが林立し、約6万株のミズバショウが群生する。同会が普段から整備を手掛けている。
会員は午前9時ごろから作業を開始。湿原内を縫うように敷かれた木道を点検し、沈み込んでいる部分の土台を新しいものに交換したほか、冬の間に倒れそうになったハンノキを切り倒した。鉄道利用者のために、最寄りのJR田沢湖線刺巻駅までの沿道で下草も丁寧に刈った。
今年は祭りの中止で出店やイベントは行わないが、湿原内は散策できる。このため、同会は市と協力して11~30日に観光客の安全対策を担う。期間中、会員2人がボランティアとして会場に待機するほか、土日祝日は駐車場などに警備員を配置する。
湿原のミズバショウは例年より少し早い1週間ほど前から咲き始めた。同会の中島正一会長(72)は「行事は中止となっても花を見に来る人はいるだろうから、できるだけ安全な環境を整えておきたい」と話した。