日高火防祭の中止決定 奥州・水沢、コロナ拡大受け

水沢の街を練り歩いた豪華絢爛なはやし屋台=2019年4月、奥州市
 県南に春を告げる奥州市水沢の伝統行事、日高火防祭(ひたかひぶせまつり)は12日、新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえて中止が決まった。中止は東日本大震災後の2011年以来。

 同日の実行委理事会で、会長の小沢昌記市長は「多くの方に来ていただく中で危険な状況も想定される。断腸の思いで中止とさせていただく」と述べた。

 今年は4月28、29日に予定され、三味線や太鼓の練習時期を迎える中で、参加辞退を申し出る人も出ていた。日高神社火防祭保存会の及川右(あきら)会長(74)は「残念だが、先が見えない中でやむを得ない」と受け止め、神事は執り行う方向だ。

 祭りは火災防止を祈願し、300年以上の歴史がある。9町組による華やかなはやし屋台が中心部を練り歩き、市によると昨年は11万人以上が来場。市観光物産協会の東隆司専務理事は「地域経済への影響も含め、相当な痛手だ」と語る。

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