青森県十和田市は、4月1日から本格運行する市街地循環バス・西地区シャトルバスのデザインを公表した。2020年度は市現代美術館と官庁街通りを挟んで向かい側のアート広場からなる「アーツ・トワダ」グランドオープン10周年の節目。デザインは写真家・映画監督の蜷川実花(にながわみか)さんらが担当し、インパクトの強いデザインのラッピングバスの導入で、市は市外からの誘客強化を期待する。
2台の市街地循環バス(36人乗り)のうち1台のデザインを蜷川さんが担当。それぞれに違った色を放つ四季折々の花を、月日や季節を紡ぐイメージで配置。蜷川さんは「一度見たら忘れられない圧倒的なインパクトと美しさ、乗ってみたいと思えるようなビジュアルを目指した」とコメントしている。もう1台は兵庫県を拠点に活動する美術家・飯川雄大(いいかわたけひろ)さんが担当。ピンク色の猫と、作品のコンセプトやスローガンのような英文のテキストをあしらったデザイン。飯川さんは「バスを見て『あれどういう意味?』とか『写真うまく撮れないな』などと会話が始まれば」としている。
市中心部と旧十和田湖町地区を結ぶ西地区シャトルバス(10人乗り)は絵画とインスタレーション(空間芸術)を手がける美術家・曽谷朝絵(そやあさえ)さんが担当。色と音による共感覚(きょうかんかく)(ある刺激に対して、それ以外の他の種類の感覚が生じる現象。例えば音に色を感じるなど)を可視化した「鳴る色」がテーマ。曽谷さんは「『鳴る色』の波紋がバスに乗って外に飛び出し、その飛躍が十和田市の風景や人の心の中に広がっていくことを夢見ている」としている。
市政策財政課の担当者は「アートをテーマにしたインパクト重視のデザイン。市の名物となり、市外からの誘客につながれば」と話している。
2台の市街地循環バス(36人乗り)のうち1台のデザインを蜷川さんが担当。それぞれに違った色を放つ四季折々の花を、月日や季節を紡ぐイメージで配置。蜷川さんは「一度見たら忘れられない圧倒的なインパクトと美しさ、乗ってみたいと思えるようなビジュアルを目指した」とコメントしている。もう1台は兵庫県を拠点に活動する美術家・飯川雄大(いいかわたけひろ)さんが担当。ピンク色の猫と、作品のコンセプトやスローガンのような英文のテキストをあしらったデザイン。飯川さんは「バスを見て『あれどういう意味?』とか『写真うまく撮れないな』などと会話が始まれば」としている。
市中心部と旧十和田湖町地区を結ぶ西地区シャトルバス(10人乗り)は絵画とインスタレーション(空間芸術)を手がける美術家・曽谷朝絵(そやあさえ)さんが担当。色と音による共感覚(きょうかんかく)(ある刺激に対して、それ以外の他の種類の感覚が生じる現象。例えば音に色を感じるなど)を可視化した「鳴る色」がテーマ。曽谷さんは「『鳴る色』の波紋がバスに乗って外に飛び出し、その飛躍が十和田市の風景や人の心の中に広がっていくことを夢見ている」としている。
市政策財政課の担当者は「アートをテーマにしたインパクト重視のデザイン。市の名物となり、市外からの誘客につながれば」と話している。