宮大工が仕上げた貴重な「文化財の宿」として知られるホテル。2003年、国有形文化財に登録。
木造2階建て、地下1階の本館は秋田杉などをふんだんに使い、石積みの壇上に、半割りの丸太を横向きに組んだ独特の手法が特徴。当時の木造建築の粋を集めた吹き抜けの玄関ホールには樹齢65―85年の杉丸太を配し、玄関正面には樹齢約100年のブナの柱が立つ。玄関の踏み込み板はケヤキ。また、繊細な組子欄間(くみこらんま)、同じ直径の杉丸太を竿縁(さおぶち)にして使った杉皮の舟底天井も「秋田杉の館」にふさわしい空間を作り出している。
客室も北東北の宮大工80人が腕を競ったとされ、天然秋田スギを使って、部屋ごとに造作を変えるなどぜいたくな造り。
木造2階建て、地下1階の本館は秋田杉などをふんだんに使い、石積みの壇上に、半割りの丸太を横向きに組んだ独特の手法が特徴。当時の木造建築の粋を集めた吹き抜けの玄関ホールには樹齢65―85年の杉丸太を配し、玄関正面には樹齢約100年のブナの柱が立つ。玄関の踏み込み板はケヤキ。また、繊細な組子欄間(くみこらんま)、同じ直径の杉丸太を竿縁(さおぶち)にして使った杉皮の舟底天井も「秋田杉の館」にふさわしい空間を作り出している。
客室も北東北の宮大工80人が腕を競ったとされ、天然秋田スギを使って、部屋ごとに造作を変えるなどぜいたくな造り。