刻む、つなぐ、あの震災の日 陸前高田、津波伝承館オープン

オープンした東日本大震災津波伝承館に展示された田野畑村消防団の被災車両。大勢の人がひしゃげた車体に見入り、津波の猛威を体感した=22日、陸前高田市気仙町
 陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園内に整備された東日本大震災津波伝承館「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」と国営追悼・祈念施設は22日、オープンした。岩手、宮城、福島の被災3県に国が1カ所ずつ整備する追悼施設のうち、利用可能になるのは初めて。伝承館の展示テーマは「命を守り、海と大地と共に生きる」。永く犠牲者を悼み、あの日の惨禍と教訓を国内外に伝え続ける。

 伝承館には同日、約2千人が訪れ、津波に押し流された消防車両や橋桁など展示物に見入った。シアターでは本県沿岸12市町村の津波襲来映像を放映。岩手日報社が東京大大学院・渡辺英徳教授と共同制作し、犠牲者1326人の避難行動を地図上に再現したデジタルアーカイブ「犠牲者の行動記録」も公開している。

 国営追悼・祈念施設は一部が完成。伝承館南側の「献花の場」では、来場者が鎮魂の思いを込め花を手向けた。防潮堤上の「海を望む場」から再生が進む高田松原や砂浜を望み、奇跡の一本松に足を運ぶ人の姿もあった。

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