8月4~8日の五所川原立佞武多(たちねぷた)祭りに出陣する新作の大型立佞武多「かぐや」が19日、青森県五所川原市の立佞武多の館で完成した。涙を流しながら、月へ戻る妖艶なかぐや姫がお目見えした。
新作は高さ23メートル、重さ19トン。制作期間は約10カ月で、パーツの組み立ては15日から5日間をかけて行われた。19日は作業員が最上部の顔のパーツを天井のクレーンでつり上げ、胴体部分に取り付けた。完成した立佞武多に電気がともり、かぐや姫の姿が浮かび上がると、観光客らから拍手と歓声が上がった。
かぐやは日本最初の物語とされる「竹取物語」が題材。女性らしさを損なわないように、顔の大きさが歴代立佞武多の中で最小となっている。涙の部分は溶かしたろうで描かれている。
制作者で市観光物産課の齊藤忠大さん(43)にとって、女性を題材にした立佞武多は2作目。「涙を流しているねぷたは珍しい。『今まで育ててくれてありがとう』という、月へ戻るときのかぐや姫の気持ちを表現した」と見どころを語った。
新作は高さ23メートル、重さ19トン。制作期間は約10カ月で、パーツの組み立ては15日から5日間をかけて行われた。19日は作業員が最上部の顔のパーツを天井のクレーンでつり上げ、胴体部分に取り付けた。完成した立佞武多に電気がともり、かぐや姫の姿が浮かび上がると、観光客らから拍手と歓声が上がった。
かぐやは日本最初の物語とされる「竹取物語」が題材。女性らしさを損なわないように、顔の大きさが歴代立佞武多の中で最小となっている。涙の部分は溶かしたろうで描かれている。
制作者で市観光物産課の齊藤忠大さん(43)にとって、女性を題材にした立佞武多は2作目。「涙を流しているねぷたは珍しい。『今まで育ててくれてありがとう』という、月へ戻るときのかぐや姫の気持ちを表現した」と見どころを語った。