「雪の回廊」桜の時季に にかほ市・鳥海ブルーラインの一部、早期開通

鳥海山5合目鉾立付近の雪の回廊(写真は一部加工)
 鳥海山(2236メートル)の中腹を通り、秋田県にかほ市と山形県遊佐町を結ぶ県道・鳥海ブルーライン(鳥海公園小滝線)で17日、鳥海山5合目鉾立(ほこだて)付近までの一部が開通した。平地の桜と雪の回廊を同時に楽しんでもらおうと、例年より1週間早い開通となった。市内外から多くの人が訪れ、鳥海山周辺の景色を楽しんだ。

 ブルーラインは例年4月下旬に開通となる。これまで市観光協会や市旅館ホテル業組合などは雪の回廊と満開の桜を合わせて観光の目玉にし、地域振興につなげようと県に早期開通を働きかけてきた。2020年4月中旬に試験的に初めて早期開通。コロナ禍の影響もあり、それから6年ぶりの早期開通となった。今後は観光客を対象にアンケートを実施し、結果を基に来年以降の対応を検討する。

 17日の象潟口旧料金所(にかほ市象潟町本郷)周辺には桜が咲く中、車やバイクなど約60台が集まった。記念セレモニーでは市観光協会の辻正美会長ら6人がテープカット。地元の園児や市のマスコット・にかほっぺんらが「いってらっしゃい」と声をかけて車の列を見送った。

 秋田市から訪れた佐藤睦子さん(55)は「雪の回廊はこれまでなかなかタイミングが合わず、見られなかった。今日は天気もとても良いので桜と一緒に景色を楽しみたい」と話した。

 5合目付近の「雪の回廊」は高さ7・7メートルで例年並み。稲倉山荘では、眼下に広がる日本海や市街地の景色をスマートフォンなどで撮影する人の姿が見られた。

 山形県側へ通行できる全線開通は24日から。凍結の恐れがあるため、県境の12・1キロは当面の間、午後5時から翌日午前8時まで通行止めとする。

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