八甲田山中を貫く県道青森田代十和田線沿いにある食堂兼土産物店「銅像茶屋」の営業休止の余波で、敷地内の公衆トイレも閉鎖状態となったことを受け、青森市は10日、簡易トイレ2基を新たに設置した。店の営業再開のめどは立っていないが、夏の観光シーズンを前にドライバーらの利便性に配慮した形だ。
銅像茶屋の公衆トイレは、市が1973年に八甲田雪中行軍・後藤房之助伍長の銅像を訪れる観光客用の駐車場に設置した。水道設備は店の電動ポンプでくみ上げる井戸水を使っていたため、今春から店が営業休止となったことで閉鎖された。付近を通行するドライバーからは「不便」との声が上がっていた。
市は応急措置として、関連経費約42万円を工面。青森田代十和田線が冬季閉鎖に入る10月末まで簡易トイレを置くことにした。10日は、市観光課の職員らが見守る中、業者の作業員がトラックの荷台からクレーンで簡易トイレ2基をつり上げ、閉鎖中の公衆トイレ脇に据え付けた。市の担当者は「今季と来季の利用状況を見ながら、公衆トイレ新設の必要性を検討したい」と話している。
早速トイレに駆け込んだ六戸町の男性(63)は「車で青森市に行く途中、いつも休憩する場所なのでトイレがないと不便。簡易でも設置されて良かったが、できれば公衆トイレを新設してほしい」と語った。
銅像茶屋の公衆トイレは、市が1973年に八甲田雪中行軍・後藤房之助伍長の銅像を訪れる観光客用の駐車場に設置した。水道設備は店の電動ポンプでくみ上げる井戸水を使っていたため、今春から店が営業休止となったことで閉鎖された。付近を通行するドライバーからは「不便」との声が上がっていた。
市は応急措置として、関連経費約42万円を工面。青森田代十和田線が冬季閉鎖に入る10月末まで簡易トイレを置くことにした。10日は、市観光課の職員らが見守る中、業者の作業員がトラックの荷台からクレーンで簡易トイレ2基をつり上げ、閉鎖中の公衆トイレ脇に据え付けた。市の担当者は「今季と来季の利用状況を見ながら、公衆トイレ新設の必要性を検討したい」と話している。
早速トイレに駆け込んだ六戸町の男性(63)は「車で青森市に行く途中、いつも休憩する場所なのでトイレがないと不便。簡易でも設置されて良かったが、できれば公衆トイレを新設してほしい」と語った。