
大槌の100年を手のひらにのせて―。大槌町本町の三陸鉄道大槌駅に、町産ケヤキを使ったキーホルダーが手に入るカプセル玩具販売機「町の木ガチャ」が登場した。シンプルな見た目ながら、地元企業が肌触りや形をこだわり抜いた品で、経年変化も魅力の一つ。ずっと触っていたいと思える土産物として町内外にアピールする。
キーホルダーは同町のササキプラスチック(佐々木弘樹社長)が手がけるブランド「SASAMO(ササモ)」の造形師山崎誠喜さん(62)の手作り。町内で採れた100年もののケヤキを使用し、1個千円で購入できる。
キーホルダーは同町のササキプラスチック(佐々木弘樹社長)が手がけるブランド「SASAMO(ササモ)」の造形師山崎誠喜さん(62)の手作り。町内で採れた100年もののケヤキを使用し、1個千円で購入できる。

山崎さんは2024年10月から開発を始め、およそ200個の試作品を制作して理想の形を追い求めた。たどり着いたのは「神の比率」と自負する縦15ミリ×横15ミリ×高さ35ミリの正四角柱。手指になじむ唯一無二の造形美に、刻印や模様は不要だ。
ガチャガチャは500円硬貨専用。同社が22年に販売した、ホヤやアワビをリアルに再現したフィギュアのガチャガチャ(千円)も設置している。
ガチャガチャは500円硬貨専用。同社が22年に販売した、ホヤやアワビをリアルに再現したフィギュアのガチャガチャ(千円)も設置している。