大槌町赤浜沖にある周囲約200メートル、面積約740平方メートルの無人島。大小二つの丘が連なった形状で、故・井上ひさしさん作の人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる。旧町漁協が所有していたが、町は震災後の13年8月に名勝として町文化財に指定、同年12月に購入した。震災で津波の直撃を受け、灯台や鳥居が倒壊した。島の中央にある蓬莱島弁天神社、中にまつる弁財天像は破損したが、流失は免れた。弁財天の由来は定かではないが、江戸期には大槌に拠点を置いた豪商・前川善兵衛がまつっていたとされる。弁財天は、豊漁と海の安全を守る神として敬われている。
アクセス情報
三陸道山田南ICから車で約15分。三陸鉄道大槌駅 からバス( 赤浜小前バス停)まで約10分、さらに徒歩で約5分。