
岩手県奥州市前沢の牛の博物館(麻生久館長)は今月、開館30周年を迎えた。日本唯一の専門博物館として農畜産業の発展に貢献し、身近な家畜と人、地域とのつながりを発信。26日からは人気漫画とのコラボ企画を繰り広げ、幅広い世代に魅力を伝える。
1995年開館。「牛と人との共存を探り、生命・自然・人間を知る」をテーマに掲げる。博物館法で指定される施設の中では唯一、牛を専門とし、延べ55万人超が利用している。
剝製や化石、胃の標本などを常設展示し、企画展やイベントを実施。大学などの校外学習の受け入れにも積極的で、2024年度は畜産の発展や後進者の指導育成に顕著な業績を上げたとして、日本畜産学会功労賞(西川賞)を受けた。
節目を記念し6月15日まで、「鋼の錬金術師」や「銀の匙(さじ)」で知られる漫画家荒川弘さんの農業エッセー漫画「百姓貴族」とのコラボを展開。複製原画や漫画に登場する畜産・酪農道具を展示し、作品のグッズ販売やオリジナル缶バッジ作りも企画する。
麻生館長は「(功労賞は)来館者やボランティア、友の会などの日頃の応援がなければなし得なかった」とこれまでの歩みを振り返り感謝。大型連休の催しも控え「まずは一度足を運び、展示物を堪能してほしい」と呼びかける。
月曜休館。4月28日は特別開館し、5月7日休館。こどもの日の同5日は、高校生以下と同行する家族が入館無料。問い合わせは同館(0197-56-7666)へ。
1995年開館。「牛と人との共存を探り、生命・自然・人間を知る」をテーマに掲げる。博物館法で指定される施設の中では唯一、牛を専門とし、延べ55万人超が利用している。
剝製や化石、胃の標本などを常設展示し、企画展やイベントを実施。大学などの校外学習の受け入れにも積極的で、2024年度は畜産の発展や後進者の指導育成に顕著な業績を上げたとして、日本畜産学会功労賞(西川賞)を受けた。
節目を記念し6月15日まで、「鋼の錬金術師」や「銀の匙(さじ)」で知られる漫画家荒川弘さんの農業エッセー漫画「百姓貴族」とのコラボを展開。複製原画や漫画に登場する畜産・酪農道具を展示し、作品のグッズ販売やオリジナル缶バッジ作りも企画する。
麻生館長は「(功労賞は)来館者やボランティア、友の会などの日頃の応援がなければなし得なかった」とこれまでの歩みを振り返り感謝。大型連休の催しも控え「まずは一度足を運び、展示物を堪能してほしい」と呼びかける。
月曜休館。4月28日は特別開館し、5月7日休館。こどもの日の同5日は、高校生以下と同行する家族が入館無料。問い合わせは同館(0197-56-7666)へ。