こんな「なんげぇー」わらび餅、初めて見た―。西和賀町杉名畑の道の駅錦秋湖は9日、レストランの新メニューとして「西わらび餅」の提供を始める。地元のブランド山菜の根茎粉を原料に「大真面目に企画」した長さは50センチ。世界一長い(に違いない)と自負し、ふわもち、トロっと「口福感」に満たされる一品に仕上がった。
「見てください。西和賀の山並みを雪解け水が流れ出すイメージです。国道107号のカーブにも見えますね」。そう言って店長の増岡幸樹さん(47)は、きな粉をまぶし、くねるように重箱に盛った自信作を取り出した。
同町は国の地理的表示(GI)保護制度に登録された西わらびの産地。原料の粉は根茎から5%しか取れず、さらに1年間寝かせる希少品だ。イモのでんぷんから作る多くの市販品に対し、弾力感と口溶けは段違い。練り上げることで、雪のような純白から澄んだ黄金色となる。
「見てください。西和賀の山並みを雪解け水が流れ出すイメージです。国道107号のカーブにも見えますね」。そう言って店長の増岡幸樹さん(47)は、きな粉をまぶし、くねるように重箱に盛った自信作を取り出した。
同町は国の地理的表示(GI)保護制度に登録された西わらびの産地。原料の粉は根茎から5%しか取れず、さらに1年間寝かせる希少品だ。イモのでんぷんから作る多くの市販品に対し、弾力感と口溶けは段違い。練り上げることで、雪のような純白から澄んだ黄金色となる。

ワラビの栽培、粉への加工、お菓子の生産と一貫した体制が整っている町の強みを生かし、昨年10月ごろから西和賀産業公社(社長・内記和彦町長)が運営する道の駅のスタッフが検討を重ねた。同町湯本の工藤菓子店に製造を依頼し、完成度を高めてきた。
1日10食限定(営業時間午前11時~午後4時)の2800円。約4人前でシェアして食べる想定だ。味変用の調味料も添えた。スタンダードな黒蜜のほか、オリーブオイルと塩をまぶすと、まろやかさが引き立つ。食べきれない場合はテイクアウトできる。
わらび餅の概念を一新する出来上がりに、ともに企画したユキノチカラプロジェクト協議会事務局の加藤紗栄さん(47)は「食事用の手袋も用意するので、どのくらい、ぷにぷにしているか体感してほしい。豪雪地の地域資源のおいしさを多くの人に伝えたい」と力説する。
1日10食限定(営業時間午前11時~午後4時)の2800円。約4人前でシェアして食べる想定だ。味変用の調味料も添えた。スタンダードな黒蜜のほか、オリーブオイルと塩をまぶすと、まろやかさが引き立つ。食べきれない場合はテイクアウトできる。
わらび餅の概念を一新する出来上がりに、ともに企画したユキノチカラプロジェクト協議会事務局の加藤紗栄さん(47)は「食事用の手袋も用意するので、どのくらい、ぷにぷにしているか体感してほしい。豪雪地の地域資源のおいしさを多くの人に伝えたい」と力説する。


