
秋田県にかほ市アウトドア拠点施設「ニカホアウトドアベース」が、道の駅象潟内にオープンしてから8カ月を迎えた。施設は、アウトドア用品大手・モンベル(大阪市)の東北最大級店舗「モンベルにかほ店」が核。想定を大きく上回る入館者が訪れ、周辺施設にも波及効果がみられる。これまでの好調をどう今後につなげていくか注目される。
店舗は登山やキャンプなどさまざまな分野のアクティビティーに対応できる豊富な品ぞろえで、昨年6月下旬にオープン。現在も、道の駅でイベントが開催される週末時などににぎわいを見せている。併設するビジターセンターでは、観光案内のほか、登山用具などをレンタルしている。
モンベル広報部は「想定通りの好調な売り上げ」としており、県央エリアを中心に、夏休みや秋の行楽期には全国から買い物客が訪れたという。鳥海山が近いこともあってか登山用品を購入する客が多く、日常使いのウエアやバッグも人気。にかほ店ならではの特徴として、農家らによる作業用ウエアの購入が多いことも挙げられるという。
市によると、入館者の年間目標は10万人だったが、オープンから約7カ月の1月末で約10万5千人となった。
施設オープンの効果は、道の駅の誘客にも出ている。市観光課によると、道の駅などを運営する第三セクター・にかほ市観光開発は、2023年10月~24年9月期決算で、5期ぶりの黒字を計上。道の駅事業は約1052万円の黒字で、前期比で約5割増加した。道の駅の入り込み客数は約46万5600人で、前期比で約1万2300人増。同課は「人の往来が増えたことや経営努力に加え、モンベルの開業が増収の要因になったと考えている」とする。
市は道の駅周辺への経済波及効果を年間約8千万円と試算しており、市は今後、入り込み客数などを基に算出する方針。
施設では今年は、季節ごとのトレッキングやカヤック、サイクリングなど多様なアウトドアイベントの開催を検討。市はイベントの充実や、モンベルクラブ会員に優待特典を提供する提携施設「フレンドショップ」の登録による市内宿泊施設や飲食店などへの広域的な波及効果を期待する。
モンベル広報部は「イベントの開催など地域と連携した取り組みを進めてアウトドアでの誘客を図ることで地域への浸透を図り、店舗の利用にもつなげていきたい」とした。
モンベルの県内への出店は美郷町に続き2店舗目。総事業費は約10億7500万円だった。
店舗は登山やキャンプなどさまざまな分野のアクティビティーに対応できる豊富な品ぞろえで、昨年6月下旬にオープン。現在も、道の駅でイベントが開催される週末時などににぎわいを見せている。併設するビジターセンターでは、観光案内のほか、登山用具などをレンタルしている。
モンベル広報部は「想定通りの好調な売り上げ」としており、県央エリアを中心に、夏休みや秋の行楽期には全国から買い物客が訪れたという。鳥海山が近いこともあってか登山用品を購入する客が多く、日常使いのウエアやバッグも人気。にかほ店ならではの特徴として、農家らによる作業用ウエアの購入が多いことも挙げられるという。
市によると、入館者の年間目標は10万人だったが、オープンから約7カ月の1月末で約10万5千人となった。
施設オープンの効果は、道の駅の誘客にも出ている。市観光課によると、道の駅などを運営する第三セクター・にかほ市観光開発は、2023年10月~24年9月期決算で、5期ぶりの黒字を計上。道の駅事業は約1052万円の黒字で、前期比で約5割増加した。道の駅の入り込み客数は約46万5600人で、前期比で約1万2300人増。同課は「人の往来が増えたことや経営努力に加え、モンベルの開業が増収の要因になったと考えている」とする。
市は道の駅周辺への経済波及効果を年間約8千万円と試算しており、市は今後、入り込み客数などを基に算出する方針。
施設では今年は、季節ごとのトレッキングやカヤック、サイクリングなど多様なアウトドアイベントの開催を検討。市はイベントの充実や、モンベルクラブ会員に優待特典を提供する提携施設「フレンドショップ」の登録による市内宿泊施設や飲食店などへの広域的な波及効果を期待する。
モンベル広報部は「イベントの開催など地域と連携した取り組みを進めてアウトドアでの誘客を図ることで地域への浸透を図り、店舗の利用にもつなげていきたい」とした。
モンベルの県内への出店は美郷町に続き2店舗目。総事業費は約10億7500万円だった。