写真や出土物から見る昔の中尊寺 平泉文化遺産センター特別展

12世紀前半頃のかわらけや昭和30年代の金色堂の写真が並ぶ特別展
 岩手県の平泉文化遺産センター(高橋国博館長)は、特別展「写真と発掘から見る中尊寺」を開いている。昭和30年代に撮影された金色堂の写真や発掘調査で出土した遺物など計100点ほどを展示。金色堂建立900年の節目に、昔の姿に思いを巡らせることができる。

 B1サイズの写真が20枚ほど並び、一番古いものは、明治天皇が訪れた1876(明治9)年に撮影された1枚。旧覆堂が映っている最古の写真とされている。山形県酒田市出身の写真家土門拳さん(1909~90年)の作品も目玉の一つ。静寂の中で雪をかぶった旧覆堂を、当時は珍しいカラー写真で収めている。

 12月1日まで。午前9時~午後5時(最終入館は同4時半)。入場無料。期間中、一部展示を入れ替える。
平泉文化遺産センター

平泉町

岩手
紅茶に旬の野菜使った料理 平泉「オレンジティーハウスココ」
岩手
ブロック玩具で世界文化遺産を表現 平泉で9月23日まで展示会
岩手
ナス好き集まれ「昼も夜もナスフェス」一関や平泉などで開催
岩手
中尊寺薪能「仕舞、狂言、能」の3作上演 平泉で8月14日
岩手
平泉・毛越寺、あやめまつり開幕 7月7日まで