北前船寄港地紹介、青森でパネル展

4市町の港に関する歴史などを紹介しているパネル展

 文化庁が認定する日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の文化財がある鯵ケ沢、深浦、野辺地の3町と、青森港開港400年を来年迎える青森市の歴史、文化などを紹介する「日本遺産『北前船寄港地』パネル展」が16日から、青森市のリンクモア平安閣市民ホールギャラリーで開かれる。3月3日まで(2月19日は休館日)。

 15日は同ギャラリーで報道機関向けの内覧会が行われた。

 パネル展は野辺地町の日本遺産認定5周年を記念し、同町教委が実施。北前船日本遺産推進協議会北海道・青森ブロックが共催し、鯵ケ沢、深浦の両町教委が協力した。

 会場には約150点のパネルなどを展示。3町にある構成文化財や北前船に関連した祭りや石文化、3町と青森市との関わり、北海道の北前船寄港地などを紹介している。

 また、江戸時代に描かれた「青森町絵図」「野辺地町之図」「鯵ケ沢町絵図」「深浦之図」を展示し、それぞれの街並みの共通点や違いについて探ることができる。野辺地町教委の山崎杏由(あゆ)主幹は「県内の北前船ゆかりの港町に関するパネルを見比べながら、それぞれの町に興味を持ってもらえれば」と話した。

 3月3日には午前10時半から同ギャラリーで解説会を開催。午後1時半からは同ホール第1会議室で「あおもり港町フォーラム」を開く。いずれも入場無料。

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