にかほの酒かすとイチジクでブラウニー 県内5カ所で販売

酒かすとイチジクを使用したブラウニー
 食を通じた地域の魅力発信に取り組む協同組合「ニカホノサキ」(秋田県にかほ市)が、地元の酒かすと特産のイチジクを使用したブラウニーを完成させた。土産店など県内5カ所で販売している。

 組合は市内の飛良泉本舗(日本酒製造)、レメデニカホ(フランス料理店)、佐藤勘六商店(イチジク加工)の代表者らで構成。ブラウニーは米国発祥のチョコレートケーキで、レメデニカホがレシピを考案し、製造を担当した。飛良泉本舗の酒かすと、佐藤勘六商店が手がけたセミドライイチジクを使っており、チョコレートの濃厚な風味と、酒かすとイチジクの香り、食感が楽しめる一品に仕上げた。

 有効活用されずに廃棄されることが多い酒かすを使った新たな商品を作ろうと、組合は2年ほど前から構想を温めてきた。今後、各地の酒蔵の酒かすとその土地の特産品をかけ合わせたブラウニーを作ることを計画している。

 1切れ(約40グラム)648円。飛良泉本舗や佐藤勘六商店、あきたくらす(秋田市)、アトリオン・秋田県産品プラザ(同)、NEED THE PLACE(同)で販売している。レメデニカホの渡邊健一オーナーシェフ(44)は「各地の果物や発酵食品などとかけ合わせてその土地らしい商品を作っていきたい。秋田を代表するお土産になればいい」と話した。

 組合はこれまで、高齢者向けフレンチの開発や野外レストランなどを企画している。

 問い合わせはレメデニカホTEL0184・74・7065

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