ロダンの「考える人」陸前高田に 市立博物館で26年秋まで

「考える人」の像を除幕する関係者
 フランスの彫刻家ロダンの代表作「考える人」の展示は3日、陸前高田市立博物館(松坂泰盛館長)で始まった。2026年秋ごろまで、国内に4体しかない大型の「グランドモデル」がロビーで来館者を出迎える。

 受け入れ式には約10人が出席し、佐々木拓市長が「文化観光振興の推進や交流人口拡大に大いに寄与すると期待する」とあいさつ、関係者が除幕し展示を祝った。

 像はブロンズ製で、本体の高さは1・8メートル、重さ900キロ。台座を含めた高さは約3・1メートルになる。像を所有する名古屋市博物館が大規模改修のため10月から休館中で、東日本大震災後の友好協定締結が縁で陸前高田市への無償貸し出しが実現した。

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