安定した姿勢、美しい演技…自慢の技披露 昼竿燈、なかいちで始まる

 秋田竿燈まつり2日目の4日、妙技大会(昼竿燈)が秋田市中通のエリアなかいちにぎわい広場で始まった。差し手とはやし方が磨いてきた技術を競い合い、会場からは大きな歓声が上がった。

 大若の団体規定に113チーム(1チーム5人)、団体自由に43チーム(同)、個人に102人、はやし方に51チーム(1チーム3人)がエントリーした。初日は予選を開催した。

 差し手は、手のひらや肩、腰などに次々と竿燈を乗せて安定した姿勢を保ち、美しい演技を披露した。はやし方も威勢のいいバチさばきを見せ、伸びのある笛の音色と巧みに調和させた。

 室町の差し手田名部洸さん(28)は「風が強かったが、逆に無風よりも腕の見せどころだと思い楽しんだ」と振り返った。豊島町のはやし方白坂亜季さん(39)は「みんなと一丸になれて本当に気持ちいい」と話した。

 横浜市から息子(6)と2人で訪れた佐藤如(ゆき)さん(33)は「子どもに昼竿燈を初めて見せられてうれしい」と話した。

 妙技大会は担い手の技術向上を目的に開かれており、今年で75回目。きょう5日も予選を開催、決勝は最終日の6日。

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