刀剣の楽しみ、身近に感じて 北上市立博物館28日まで企画展

藍染めのストールと共に展示されている脇差し「斎藤正中(正実)」と「脇差し用合口拵」(手前)
 北上市立花の市立博物館(渋谷洋祐館長)は28日まで、開館50周年春季企画展「刀剣の楽しみ」を開いている。同市の古美術収集家、故会田喜一さんの遺族が市に寄贈した刀剣や刀装具を中心に愛好家の楽しみ方も伝え、伝統を身近に感じる機会を提供する。

 岩手県内の愛好家が所有する品など室町時代から現代までの約70点が並ぶ。そのうち、力士や行司の軍配を描いた「相撲図鐔(すもうずつば)」やコイが泳ぐ様子を表現した「鯉魚図縁頭(りぎょずふちがしら)」など約60点が会田さんのコレクション。江戸時代までは、武士が有名な刀匠の品や豪華な品を持つことは社会的地位の象徴につながっていたという。

 地元の刀匠が江戸時代に手がけた脇差し「斎藤正中(さいとうしょうちゅう)(正実(まさざね))」は「脇差し用合口拵(あいくちごしらえ)」にきらきらした青い貝が使われていることから、海をイメージして藍染めのストールと共に紹介。愛好家手製の刀掛けや刀装具を再利用したネクタイピンなども展示し、めでるための工夫も伝える。

 28日には、花巻市の美術刀剣研磨師菊池真修(まさみち)さんが展示内容を解説する「刀剣入門講座」を開く。事前予約不要で、参加無料。

 午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。観覧料は一般500円、高校生240円、小中学生170円(北上、奥州、金ケ崎、西和賀の各市町の小中学生は無料)、未就学児無料。

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